理由 そして お礼

2012/12/30 Sun 13:13

「ワタシ、前から、思ってたんだけどさー。
対象が家族、あるいは自己満足だけでパンを焼くには、
アナタ自身が物足りなくなったんじゃないの?!
頼んでもいないのに、送りつけてきたり。

ましてや、アナタのように、お節介で、
サービス精神が旺盛な人は、そのエネルギーを持て余してるのよ。
そこんとこ、自分自身で、気が付いてないのと、違う?

仕事が早くて、それだけの腕を持ってるのに、もったいない。
ワタシなら、活用する。
人は、多かれ少なかれ、誰かに認められたいものでしょ?
中年のオバチャンっていうのは、そういうところでしか、勝負できないんじゃないの?!

ワタシはね、それなりのセンセを見つけて、
娘と2人、4月から、パン教室に通う。
そして、開講する、料理教室で、出す魂胆よ!!

ワタシは、ちっさな可能性を、最大限に見せるべく、日々、努力しとるでー!」



ある、きっかけで出会った人の、最後の言葉。

なにを言ってるんだか、さっぱり、わからなかった。


体が大きくなると、
前の洋服が着られなくなるように、
心が育つと、
それまでの友達と合わなくなる。

どちらかが、悪いわけではない。
仕方がない。

心が近いときは、「気が利く」
心が離れたときは、「お節介」
人間の心は勝手だ。


予感はあった。
心の奥底に、隠し続けていたんだと思う。


料理を生業としているというのに、薄汚れた、冷蔵庫内を見たときに、
剛健な建物の一画に積み隠された、古新聞、不要物の山を見たときに、
芽が出たまま、放置されている、じゃがいものバケツを見たときに、
誰かの悪口を語る、口元を見るたびに、
粗末だ、この人は、モノも人も、粗末に扱う人だ。
いずれ、ワタシも、同じように、アツカワレル。
さらに。
「ああいう作り笑いする人は、信用できない」と、コドモが言った。
「ああいう人は、必要なくなると、すぐに、切る」と、母が言った。

それでも、ワタシは、そのとき、ワタシにできることを、
心を込めて、接した。

旬のものを送ったり、
うまく焼けたパンや菓子を送ったり。
よい扱いをすれば感謝してくれる、
その人たちは、ただ感謝してきっと喜んでくれる。

祖母が、
ボリジさん

母が、
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伯母が、
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友人が、
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贈り(送り)、贈られ(送られ)、笑顔になる、
ごまさばさん

そんな姿を見て、育ってきた。
小亮さん


血筋なのか、
日本一やさしいといわれる県民性なのか、
わからないけれど。
まめ好きさん

わたしは、あなた。
あなたは、わたし。

それが愛情だと思っていた自分もバカだが、
それが通じなかった場合は縁が切れるしかない。
人生観の相違だ。

「旅の恥はかき捨て」と同じで、ネットで知り合った人は、こんなもんなんだ。
会わなくても済むんだから、何でもできる、言える。

自分のなかの、最少だけど、
でも、
自分にとっては、とても、大切なものを守るために、
私は、地下に消えた。



消えている間、新しい世界の奥行きを知る。
しばらくして、私は、その、地上に出た。

地上に出ても、関わらないようにしよう。
贈ったり、贈られたり、しない。
もう二度と、あんな思いをするのは嫌だから。



しかし。
新しい世界の人々は、そんな頑な壁を、見事に、崩れさせた。
見返りを求めない、温かい思いと品々が、届けられる。

いいのかな。
甘えていいのかな。
でも。
また、あんなふうな思いをするのは、いやだ。

何度、反芻(はんすう)しただろう。


だから、とても、素っ気なかったと思います。
「送ります。遠慮なく、住所連絡くださいね」という、お申し出に、
お断りしたこともありました。
ごめんなさい。


でも、
みなさんのおかげで、
私は、頑な壁を、取り壊すことができました。

ありがとうございます。
心から、感謝しています。
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老婆のヒトリゴト | コメント:(24)
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